管理職に向いているシステムエンジニアの特徴

システムエンジニアのキャリア構築として目指したいのは、管理職です。一般職のキャリアは30代以降から始まることが多いのですが、エンジニアの場合、技術の進化とともに新しい技術や知識が生まれるため、30代で限界を感じてしまう人がほとんどです。もちろん、40代や50代でも現役のエンジニアとして働く人も見られますが、こういった人材はごくわずかです。

年齢を重ねたエンジニアは、人材をマネジメントするいわゆる管理職側の立場に移ることが多くみられます。管理職に向いている人材の特徴がいくつか存在します。一番初めに挙げられるのは、知識や経験が豊富なことです。コンピューターに関する知識にたけていることはもちろん、社内外の折衝経験があることは必要不可欠です。自分自身の知識を生かして、チームを統率する必要があります。また、思考力を生かせるエンジニアであることも管理職に向いています。適材適所の配置、生産性向上のための業務運用の仕方、効率よい動線での流れ作業の構築など限られた時間内でどのように仕事を進めていくかを考え、それを実際に反映させられる管理職は、成功します。

そして、人望が厚い人材も管理職に向いています。ワンマン管理職よりも周りと信頼関係を構築できる管理職についていきたいと感じるでしょう。コミュニケーション能力があり、部下にも生かせる力を持っているならば、企業側も管理職として安心して業務を任せられます。知識や経験、思考力、コミュニケーション能力それぞれを仕事に生かせるよう工夫することが、管理職への近道です。